from: Maemori
「チームを編成すること」だ。
あなたの会社には米軍ビジネスを専門としたチームを持っているだろうか?
そして、米軍ビジネスに必要なリソースを用意しているだろうか?
リソースとは、米軍ビジネスに関する情報、英語の話者、翻訳などのソフトパワー。
そしてプロジェクトで実際に作業する作業メンバーなどのハードパワーのことだ。
もしあなたの会社でそれらのリソースがない場合、誰かのその業務を割り当てる協力業者や、派遣企業を使うこともできる。
米軍ビジネスは、一つのプロジェクトがあなたの会社のものとなった場合、チームでそれぞれの役職を担う人材がなければ、プロジェクトのステージごとにやらねばならない作業ができない。
プロジェクトのステージは大きく分けて3つだ。
ステージ1の段階は、米軍入札の段階。入札情報の内容の精査、入札に必要な情報で得られる作業内容の把握、協力業者の必要性の判断、積算作業、競合の把握、入札前現場視察、応札など多岐にわたる。
ステージ2は落札したプロジェクトを円滑に進めるための情報収集、必要書類の提出(サブミッタル)、パスや許可証の申請、作業メンバーの決定、スケジュール調整、作業の実施、資材調達、作業個所の準備工、品質管理に必要な試験実施
ステージ3は、引渡し前検査、必要書類の最終提出、施工図面の提出(建築プロジェクトの場合)、ユーザー検査、契約事務所への支払い、請求書業務。
これらの3つの業務は、あくまでもざっと書き上げただけでも膨大な作業量だ。
これらを片手間でできるなんて妄想は捨てたほうが良い。
だから専門のチーム編成が必要なのだ。それぞれのステージに合わせて必要なタスクをこなす担当者が必要なのだ。
あなたが米軍ビジネスに参入を検討しているのは大いに良いことだ。
本当に検討しているのであれば、米軍b時ネスに必要な登録とチーム編成をすることだ。
いざ自分の得意分野の案件で条件に合う入札案内が出たとき行動ができない。
動きが取れないとあなたはせっかくのチャンスを失ってしまうのだ。
チャンスをつかむということは、事前に目の前のチャンスをつかむための段取りをしておくことだ。
あなたの会社が取れる案件の可能性をつぶしてしまわないためにも、しっかりと準備しておこう。
あなたには米軍ビジネスのチャンスを手にするチームはあるだろうか?